高砂青年会議所 理事長所信

■ 一般社団法人 高砂青年会議所 2022年度 LOMスローガン

自他共栄 ~ まちと共に成長する青年たれ! ~

基本理念
共に敬い、共に学び、故郷を想う気持ちに素直に行動しよう
基本方針
  • 一、地域の魅力を活かす高砂共創
  • 一、次世代を担う人財育成
  • 一、豊かな心を育む組織構築
  • 一、志高き青年の結集

■ 一般社団法人 高砂青年会議所 2022年度 理事長所信 ——- 第63代理事長 濵田 耕資

はじめに
 私は小学1年生から高校を卒業するまで故郷高砂で過ごしました。高砂で過ごしてきた幼少期や青春時代の思い出は今も強く心の中に刻まれています。やがて、大学を卒業し、社会人として高砂から離れ生活をする様になり、その思い出も記憶の中にしまい込まれていた様な気がします。しかしながら、結婚し、子供も授かり、里帰りをする機会も多くなるにつれ、奥底に眠っていた高砂に対する記憶を呼び起こす事が出来ました。その記憶はどうして呼び起こされたのでしょうか。それは、里帰りをする度に様々な行事やイベント、祭りに出会ったからです。出会った行事やイベント、祭りには、様々な市民の方々や団体の方々が関わり、参加をされる方をもてなしていました。その度に参加者として「故郷高砂への記憶」を呼び起こしてもらっていたからです。10年20年もの月日を経てもこのような記憶を蘇らせてくれる活動・運動を行っている団体の一つが高砂青年会議所である事を知りました。
高砂青年会議所は1960年、志を強く同じくする46名の青年が集い設立されました。設立趣旨前文の「個々の青年の力を集め、我々の市に刷新の気を盛り立て、よりよき市民生活の一助となることを念願とする」設立メンバーによる想いと「奉仕」「修練」「友情」という3信条の下、60年余という長きに渡る偉大なる先輩諸氏の高い志と弛まぬ努力のよって活動・運動を展開してこられた実績があり、現在があります。その活動・運動の実績は決して平坦な道のりではなかったと思います。時代の流れと共に英知を結集し柔軟に変化させ、勇気を持って実行し、情熱を持って展開してこられた賜物です。その歴史と伝統を次世代へ引き継ぎ、時代の変化と共に新たな挑戦を恐れず展開していく、それが青年会議所の存在意義、私たちJAYCEEに課せられた使命だと思います。
地域の魅力を活かす高砂共創
 高砂市の「高砂」はおめでたい言葉として使われ、謡曲「高砂」にもある通り「高砂やこの浦舟に帆をあげて」と港町としての歴史と文化、自然がたくさん詰まっている町です。高砂青年会議所は地域にとっての魅力を自分たちが学び知り、自分たちがその魅力に気づき、青年会議所として提供できる機会を創出し、地域との連携を図りながら、高砂市を創る一助を担ってきました。
しかしながら、近年は子供の出生率の低下に加え、特に20歳から40歳の方の他地域への流出による人口減少が続いており、魅力の溢れる高砂市を担う人が少なくなっています。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延による生活様式の変更により市民の方々も以前と同じようなコミュニケーションの場を失ってしまい、とまどいを隠せない情勢が続いています。
こうした昨今の状況を踏まえた上で、高砂の未来に向けて、私たち青年会議所が出来る事は何か、何を求められているのかを真剣に考え、行動に移していく事が必要不可欠です。そして何よりも故郷高砂を想う気持ちは高砂市に縁のある方々共通の想いです。その想いを未来へ繋ぎ、形にしていく為には独りよがりな活動となってしまっては元も子もありません。明るい豊かな社会の実現を願う私たち高砂青年会議所は地域の課題解決を目指す為にあらゆる団体や外部協力者との交流や協働を図りながら活動を展開していきます。
「地域の魅力で育ってきた私たちは地域の為に何が出来るのかを考え、今まで以上の未来を創っていく事が責任です。」
次世代を担う人財育成
 故郷に対する愛着や誇りはどうやって生まれてくるのでしょうか。地域で育ち、地域に根付いて過ごしてきたからこそ、分かる事があります。それは良い事も悪い事も同じです。私たち大人にも幼少期や青春時代を過ごしてきた中で故郷高砂の大好きな学校行事・イベント・祭りがあったと思います。一方で、こうだったらいいのに、こんなことできたらいいのに、と思った事もたくさんあったでしょう。子供たちは自分の様々な実体験をもとに、失敗や挫折から学び、仲間や関わった人たちと共感し、成長していく事で、夢や希望を描いていきます。私たちは子供たちの素直な心を傾聴し、素直な心から学び、共にありたい姿を考える事で青年会議所として提供できる機会を創出し、未来に繋ぐ人財を育成していく事が必要と考えます。社会情勢が変化している昨今において、子供たちに提供できる遊びの機会や教育の機会の在り方も変化してきております。ネット上でのゲームやYouTubeなどの動画配信による視覚的な感性や経験の習得の手法なども多角化し、学校教育においてもタブレット端末が支給され、メールや動画、写真の共有による効率的で時代に則した内容に変化しています。そうした背景を認識した上で、今でこそ出来る方法を検討し、次世代を担う青少年に対して学びの機会を提供する。そして自分の心を養い、他人を敬い、共に成長する場所を提供できる学び舎として、青年会議所の底力が試されています。
「共に携わった子供たちが故郷高砂に愛着と誇りを持ち、高砂の未来を切り拓いていってくれる事を信じて。」
豊かな心を育む組織構築
 青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」を目指す機会を提供する事を目的とし、次世代の担い手たる責任感をもった20歳から40歳までの地域のリーダーで構成される団体です。 私たちは人種や国籍、性別、職業、宗教に関係なく、活動・運動を展開しています。地域のリーダーはさまざまな人や事業と「出会い」、出会うことによって「学び」、学ぶことによって「成長」を繰り返します。そのような繰り返しを経る事で豊かな心を養っていく事が出来、地域のリーダーとして成長していくのだと思います。
皆、誰一人と同じ人はいません。一人ひとりの個性や環境を認識し、お互いを尊重し、自分にない何かを他者から得る心を養う事が必要です。そして認め合い自分にない何かをお互いに得た時に初めて豊かな心が育まれるのではないでしょうか。
近年、「SDGs」という言葉が社会的にも浸透してきました。国連が定めたSDGsは17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓った2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。国連で定めた目標というと非常に大それた事と思う人もいるかもしれません。一つひとつの目標をしっかりと認識すると身近な自分たちの環境の中でも気づく事は出来ます。時代が移り変わり、様々な多様性が生まれてくる昨今においてその重要性を理解し青年会議所としての成すべき事を構築し、発信していく事が求められていると思います。そして、多様性を認め合える体制整備をする事も必要不可欠だと思っています。
「共に学び、共に敬い、共に成長する私たちJAYCEEは豊かな心を育み、そして絆の強い組織を構築します。」
志高き青年の結集
 まちを想う気持ちが強く、芯があり、志の高い青年経済人の結集する団体が青年会議所です。明るい豊かな社会を実現するのはJAYCEEであり、その機会を提供してくれるのが青年会議所なのです。私たち高砂青年会議所は現在20名を切り、決して活動・運動を行う上で盤石な状況とは言えませんが、メンバーのまちを想う気持ちや志高く自分事と捉え活動していく姿勢により事業活動を展開する事が出来ています。
現在は感染症の蔓延により、当たり前のように出来ていた活動が変化、縮小を余儀なくされている点や家庭や働き方の環境変化、経済状況の悪化等により後ろ向きな状況になる事も実際に生じています。しかし、そのような時期だからこそお互いを認め合い、助け合い、友情を育みながら地域のリーダーとしての資質を確立していかなければならないのです。
そして、まちにはたくさん故郷に対して想いを持っている人たちがいます。利害だけでは人は動きません。本当に、故郷高砂を心の底から想う、故郷高砂の更なる発展を願う、故郷高砂に愛着と誇りを持つ青年経済人はたくさん存在するはずです。40歳までの限定された時間の中で、自らが自分を高める機会を獲得し、豊かな心を養い、最高の友情を育む事ができるのが青年会議所です。
「どうせやるんだったら、多種多様で自分にない個性を持っている人たちを集めて、お互いを認め、高め合って、唯一無二の組織にしようや! そして、故郷高砂を担いでいこう!」
むすびに
 私たち青年会議所メンバーは20歳から40歳までの地域を誰よりも想う気持ちを有し、志高く地域社会の発展に寄与する人財で構成されてきました。その精神は60年余の間、先輩諸氏が繋いでこられた故郷高砂と共に存在します。時には失敗し挫折し、時には成功を分かち合い、時には仕事仲間やご家族の並々ならぬご理解やご協力があって繋いでこられました。決してこの事を忘れてはいけません。
人は自分に与えられた事だけをやっていてはそれ以上の事は成しえません。与えられた事以上に挑戦する心を持つ事、そして勇気を持って行動する事、成功しても失敗してもそこから得られた経験は自分の成長の糧となります。何よりも自分ひとりだけでなく、周りのメンバーと共に取り組む事で強固な絆を育んでいく事ができます。今だからこそできるそのような経験や絆をみんなで積み上げていきたい。
2020年、私たちは60周年を迎えるにあたり、継続的な活動・運動を展開し、高砂の更なる発展に寄与するため、「未来への宣言」を5か年計画として示しました。示した宣言はメンバーの様々な意見や想いが反映された内容となっています。この宣言に向かって、素直に活動を展開していく事があるべき姿への近道でもあります。
これからも高砂青年会議所が地域にとってなくてはならない存在となる為には、先輩諸氏が紡いでこられた知識や経験、実績を礎として変化や失敗を恐れず、使命に向かって挑戦し続ける信念が必要です。
時代は大きな変革期に差し掛かっています。社会情勢が大きく変化し、今まで当たり前であった事が叶わない世の中になりつつあります。しかしながら、そのような時代だからこそ、私たちJAYCEE一人ひとりの力が真に求められる時代になっていると痛感しています。
 
真に求められる地域のリーダーとして、
私たちJAYCEEが共に地域の未来を創ります。
私たちJAYCEEが共に未来の人財を創ります。
そして、私たちJAYCEEが未来の在り方に挑戦します。
 
共に敬い、共に学び、故郷高砂を想う気持ちに素直に行動しよう。
その先にある明るい豊かな故郷高砂を信じて。
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