高砂青年会議所 理事長所信

高砂青年会議所 2018年度 スローガン

想 ~ 心のままに ~

基本理念

自らの心と向き合い、誠意を持って行動する
人々の笑顔と自らの活動に喜びを感じて

基本方針

一、真に求められるまちづくり活動
一、笑顔あふれる青少年育成活動
一、まちに必要とされる組織の構築

一般社団法人高砂青年会議所 第60代理事長  川本 晃功

  • はじめに
  • 真に求められるまちづくり活動
  • 笑顔あふれる青少年育成活動
  • まちに必要とされる組織の構築
  • むすびに

はじめに

  一般社団法人高砂青年会議所は1959年に発足され、今年で60年目を迎えることとなりました。
これまで60年という月日を重ねてこられたのも志高き先輩方の弛まぬ努力の賜物であります。
厚く敬意を表するとともに心より御礼申し上げます。今後も特別会員の先輩方にはさまざまなご協力・ご教授をいただきながら明るい豊かな社会の実現に向け邁進していく所存でございます。
  私は2008年に高砂青年会議所に入会いたしました。10年という活動期間の中で先輩方が青年会議所の3信条である「奉仕」「修練」「友情」の想いの下、これまで様々な活動・運動を展開され、地域の為に尽力されてきた背中を見せていただきました。
  誇り高きこの一般社団法人高砂青年会議所の第60代理事長を仰せつかるにあたり、過去から連綿と引き継がれてきた想いを途絶えさせることなく、後世へより良い形で繋げていけるよう精一杯務めてまいります。
  60年という年を人に例えるならば十干十二支の暦が廻り、生まれたところへ戻ってきたとされます。また、平成の時代が終わり、日本の元号も変わる歴史的な一年でもあり、高砂青年会議所にとっても特別な意味を持つ一年にしたく思います。これまで培い引き継いできた実績という財産を存分に活かした活動を行い、この先も高砂青年会議所が長きに渡り存続し、有用性を持って活動していくために、誓いを新たに未来へのスタートを切る一年にいたします。40歳で卒業するという制度を持った青年会議所活動の中で、この2019年という1年が有意義な活動となり、高砂青年会議所メンバーの資質を向上させ、地域の為に必要な活動を行い、この先も必要とされる団体であり続けることを目標にして活動してまいります。
 
  昨今、私たちを取り巻く環境は激変しました。インターネットの普及により対人での直接的なコミュニケーションがなくともあらゆる物事を進めていく事が可能な時代へと変化しつつあります。在宅のまま様々な物品の購入が可能になり、遠く世界の裏側の人ともいとも簡単に連絡することが可能になりました。利便性というところで考えると、10年前とは比べ物にならないほどの便利な世の中へと変化を遂げました。しかし、簡単にものを手に入れることができるようになった一方で食料や衣類の廃棄量の激増や、通信手段が向上したことで誰もが誰とでも容易に繋がることができるようになり、それを悪用した高齢者・子供たちをターゲットにした犯罪も急増しているのが現実で、年齢層を問わず凶悪犯罪も毎日のように新聞やニュースを騒がせています。そしてそれらはこの我々が住む高砂にとっても例外ではありません。決して大都会ではないこのまちでも地域コミュニティの関係性の稀薄化や、それに伴い伝統行事への関心の薄れなど長年高砂が強みとして持っていたものも変わりつつあります。
  青年会議所の目的の一つである【明るい豊かな社会の実現】のためにはまず我々が愛する高砂の魅力を感じながら地域の人たちに再認識してもらい、認識の共通項を増やしていく事も重要であると考えます。そして活動を行う我々高砂青年会議所メンバー自身が心から喜びを感じられるような活動を行う事こそ言葉や行動に重みを持たせ、高砂青年会議所の存在意義も増し、我々が目指す素晴らしい未来に繋がっていくと信じます。

真に求められるまちづくり活動

  私たちが住み暮らすこの世界は先人たちの弛まぬ努力により構築された素晴らしき世界です。そしてこの時代を生きる私たちには、次代にこの素晴らしい世界を引き継ぐ最低限の責務があります。しかし近年では日本全国における出生率の低下に加え、他市への流出人口の増加により、高砂は確実に人口減少が進んでいます。
  まちは人で成されています。人口が減ると経済的にも社会的にも活気がなくなり対策を講じるのも難しくなっていくばかりです。そういった問題に対しても青年会議所として取り組みをしていく必要があると考えます。
  高砂には他地域には類を見ない財産がすでに多くあります。秋季例大祭をはじめとした地域行事・謡曲高砂・工楽松右衛門や北前船など全国的に有名な文化・歴史といった財産や播磨臨海地域にそびえる工場地帯、その他にも多数の魅力であふれています。高砂の魅力を我々でどのように広げていくのか、また市民や行政・他団体からまちづくりにおいて青年会議所に何を求められているのか、まず我々青年会議所の地域での存在意義をメンバーで再認識し、活動していく事が重要であります。
  我々が高砂の魅力を学び、周知することで高砂に住む人々がまちを好きになり人口流出の軽減の一助ともなる事と確信します。そのような課題解決をめざす高砂青年会議所が独りよがりの活動に陥ってしまわないように、より良い未来の創造を目指す様々な団体・行政・市民との交流・協働しながら活動してまいります。

笑顔あふれる青少年育成活動

  昨今の子供たちは、家庭環境の変化や人間関係の複雑化など、保護者や学校だけではケアしきれない状況が多々あります。子供たちを取り巻く環境・課題の多様化により対応しようにも専門性を求められるケースも少なくありません。青年会議所が行う活動で直接的に子供たちの課題・悩みに関与することは難しく即座に課題解決に至るのは難しい事かもしれません。しかし我々には青年会議所にしかできない・青年会議所に求められている事を実践していく必要があります。なぜなら我々青年会議所は何か一つに特化しているわけではなく、だからこそどのような事も可能でどのような人たち・団体とも協働できるという一面もあるからです。
  本年度、高砂青年会議所では、子供たちに自身の経験に基づく本当の笑顔や涙と出会ってもらえる、そのような活動に取り組んでまいります。インターネットやゲームといった実体のないコミュニケーションではなく、本来、人として大切にすべき対人的な繋がりや、自らの体験から得られる学びをもって感謝の心を育み素直に感動できるような経験をしてもらいたいと考えます。
  また、青少年の健全な育成に尽力されている人や団体は我々高砂青年会議所以外にも多く存在します。そのような方々や団体と時には協働する事の大切さも忘れてはなりません。お互いを分かり合うということは必ずしもすべてを共有するという事ではないと思います。互いが尊重しあい、足りない部分を補完しあう事こそそれにあたると思います。青年会議所だけでは取り組めない事も助けを借りれば実現する事もあり、またその逆も然りです。必要とあらば、無用な垣根は取り払い他団体と手を取り合い活動してまいります。
  子供たちを取り巻く課題は多く存在しますが、我々の活動の可能性も無限に創造し実践していけるものです。地域の宝である子供たちの笑顔の為に、活動してこそ我々は喜びを感じるものです。

まちに必要とされる組織の構築

  組織もまた人によって成されています。人によって組織は大きくも小さくもなり、成長も後退もします。現在の高砂青年会議所は会員数が20名を切り、決して多いとは言えない状況にあります。
  しかし、そのような状況においてもメンバー一人ひとりが当事者意識を持ち青年会議所活動に取り組んでいるため、会員数にそぐわない大規模な活動をこなしております。それは本当に素晴らしい事ではありますが、もしもこの先目先の課題をこなす事だけに囚われ、本来の青年会議所の目的に沿った活動や人づくりが行えないようでは本末転倒です。我々は行う活動すべてに対して、一体何のために誰のために進めている活動なのかという事を常に自問し続け、本来の目的と合致しているかを確認しつつ活動を続ける事が必要です。それが人・組織の強化に繋がっていくのです。自立した人間とは他人の評価如何ではなく、自らの想いに責任をもって行動できる人を指すのです。自立した人にこそ同じく確固たる想いを持った人が集まり、ともに成長しようと切磋琢磨し、延いては組織の強化・人づくりの邁進といった好循環に繋がるのです。まず第一歩としてメンバー各々が自らの心と向き合い、自信を持って言動ができるような環境作り・自分を発信できるような機会作りを進めてまいります。
  前述のとおり、高砂青年会議所では現在会員数が20名を切っております。卒業という制度が存在する青年会議所において同志の拡大がなくては組織の縮小を辿るほかありません。人により生かされる組織は人に求められる組織である必要があります。人やまちから必要とされ求められる存在である組織には人も集まり、今後も繁栄していくはずです。
  現在の高砂青年会議所の潜在能力・顕在能力を鑑みてもまだまだ同志の拡大は可能であると感じております。人の為、まちの為、自分の為に活動できることに喜びを感じながら素晴らしい同志の拡大にも尽力してまいります。そして高砂青年会議所メンバーの帰属意識の向上・規律ある組織の構築のためには例会や事業などへのメンバーの出席が必須であると考えますので2019年度は例会・事業などへの100%出席を必達すべく全員で取り組んでまいります。

むすびに

  我々青年会議所メンバーは仕事の時間を割き、家族との時間を割き、有限な時間を青年会議所活動に充てています。時間を惜しまず、周到に準備した内容の事業であっても時には失敗する事もあるかもしれません。しかし、私たちは十二分に議論を交わし、誰に恥じることなく、そしてたった一人であっても誰かの為になるのであれば失敗を怖れず行動していく事に価値があると考えています。
  我々高砂青年会議所は持っていないものを嘆き諦めるのではなく、今持ち得る財産を最大限に生かし、自身の正しいと思う方向へゆっくりでも一歩ずつ歩みを進めてまいります。我々を含む地域の人たちが日々の生活に喜びを感じ、地域の宝である子供たちが笑顔の中で健やかに育つ未来の為に、自分たちには何ができるのかをしっかりと考えながら日々行動してまいります。大人が子供たちに夢を語り、キレイ事に聞こえるような事を実践できるような、そのような世界が本来あるべき姿であると信じます。
  正しさは時に立場や状況によって形を変えます。私たちはその都度、自らの行動を選択していかなければなりません。その選択で葛藤・失敗といった経験が得られ、経験の糸をつむぎながらその糸は太く頑丈に、そして様々な彩りにより個性が生まれ、その人の魅力になっていくのです。高砂青年会議所はそのような魅力的な人の集まりになっていきます。延いてはその魅力で高砂というまちを鮮やかな魅力で彩れるように。
 
  他者を想い、自身を磨き、たくさんの笑顔の中このまちで生きる。
          私たちは信じる道を歩いていきます。心のままに・・・

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