高砂青年会議所 理事長所信

高砂青年会議所 2016年度 スローガン

凡事徹底 ~平凡を非凡に努め時代を創る~

基本方針

一、夢を与えるまちづくり
一、同志拡大、メンバーの資質向上
一、各種団体・行政との連携

一般社団法人 高砂青年会議所 2016年度 理事長所信 第57代理事長 加古 真也

  • はじめに
  • 時を守り 場を清め 礼を正す
  • 夢を与えるまちづくり
  • 同志拡大、メンバーの資質向上
  • 各種団体・行政との連携
  • おわりに

はじめに

 2016年度、我々は57年目を迎えます。当青年会議所がこれまで存続できたのは、先輩諸兄のご尽力と卒業後も相変わりませぬ現役メンバーへのご厚情との賜物です。心より感謝申し上げます。
 我々高砂青年会議所は地域の人づくりとまちづくりを担う団体です。昨今では青年会議所以外にも様々な団体がありますが、我々は、地域の先頭に立って行動していく「行動力を有する団体」であり続けたいと思います。我々がしっかりとした思いを持ち活動していくことが、自らの成長はもとより、次世代への襷(たすき)となり、未来の夢となり、魅力のあふれるまちづくりになると考えるからです。

時を守り 場を清め 礼を正す

 その活動・行動について「凡事徹底」を本年のスローガンと定めます。この凡事徹底のもと、「夢を与えるまちづくり」「同志拡大、メンバーの資質向上」「地域他団体との連携」の三つを基本方針とし、我々高砂青年会議所の活動とメンバー一人ひとりの行動が新しい時代を創るものになるように努めます。
 スローガンを「凡事徹底」とした理由について触れておきたいと思います。経営する飲食店で常連のお客様から「いつもと味が少し違う」という旨のご指摘を受けたことがありました。団体のお客様が帰られた直後でもあり、火にかけるべき時間を約5秒縮め、混ぜるべき回数を10回程減らすなど急いで料理を用意した結果でした。もっとも、これくらい端折っても大して味は変わらないであろうという甘えた気持ちがあったのも事実です。そのことをお客様に見抜かれた時に、私は非常に恥ずかしい思いをするとともに、凡事徹底することの重さを痛感しました。やはり基本の一つ一つをおろそかにせず徹底することが必要であると。
 小事をおろそかにする団体や小事に気づかない人に大事が成せるはずがありません。小事の一つを大切にしたところで、結果が劇的に変わることはないかもしれません。しかし、当たり前のことを当たり前に成していく。平凡なことを徹底して成し遂げる。これが50、100と積み重なったとき、非凡なものができあがると確信しています。
 そもそも、秘策も奇策もない我々が「明るい豊かなまち」を実現していくには、凡事徹底することのほか道があるでしょうか。凡事を徹底するということは、誰でも、いつでも始められます。より大きなものを成そうとするのは、人間の性であり、若さゆえの無邪気さかもしれません。しかし、夢を描き、その夢を実現するには、小さなことを積み上げていくしかないと、私は、考えます。

夢を与えるまちづくり

 とある先輩が自らの世代を「夢もなく、恐れもない」世代であると表現しました。この言葉が引用された当時の時代背景を想えば、どこか冷めながらも、自信に満ちた大らかさがあるように感じます。
 もっとも、現代を見渡すと「大きな物語」の終わり、世界のグローバル化と断片化、国や自治体の財政難、少子高齢化・人口減少などの国際的・国家的・社会的な政治、情勢の変化があります。日本有数の企業の工場がある高砂市も決してその例外ではありません。この変化はときに解決困難な問題を抱えており、我々を圧倒します。ある種の「恐れ」を抱かざるを得ない時代になったとも言い換えることができると思います。
 昨年度は高砂青年会議所設立55周年を迎え、これまでの高砂青年会議所の歴史を振り返ることができました。歴史に想いを馳せると、日本にも、高砂にも何度も危機がありました。しかし、その幾度の危機を自らのチャンスに変え、夢に変え、そして乗り越え、成長してきたのが我々日本人です。「恐れ」を自らの夢に変えるDNAを我々は受け継いでいるはずです。これまでの歴史とその歴史を創ってこられた先人のDNAをしっかりと受け継ぎ、これからの未来に向けて挑戦し、飛躍する一年にさせなければなりません。
 そのDNAの中核にある精神こそ、凡事徹底だと思います。一例を挙げれば、「Made in JAPAN」というブランドの確立は、日本人の勤勉さ、真面目さというDNAのなせる業であり、「細部に神を宿らせた」結果あり、まさに凡事徹底の具現です。「恐れ」を抱く時代になったからこそ、その「恐れ」に負けない「夢を与えるまちづくり」が求められています。高砂に、日本に、そして世界に夢を与えようと思えば、メンバーの一人ひとりがそのDNAに目覚めることから始めなければならないと考えます。我々なら出来るはずです。
 さらに、次世代にしっかりと襷を渡せるように、青少年が日本の精神性に触れる機会を積極的につくってまいります。我々の世代が遠い祖先より脈々と受け継がれてきたDNAに我々が目覚めることはもとより、次の世代もそのDNAを誇りとして、自らの強みとして、また新たな時代を拓いていくことに繋げていかなければなりません。
 凡事徹底する我々の活動・行動が「恐れ」をぶっ飛ばし、未来を変え、新しい時代と次世代を創ると信じて邁進していきましょう。

同志拡大、メンバーの資質向上

 「世界で最高の場を企画し、創造し、建設することは可能であるが、その夢を実現するためには人が必要である」は、ウォルト・ディズニーの言葉です。
 昨今の高砂青年会議所は二十余名という少ないメンバー数で活動しております。少ないメンバーでありながら「明るい豊かなまち」をともに目指し、他団体の連携や個人の資質の向上を図り、数々の事業を成してきました。これは、一つの成功と言えるでしょう。しかし、今後の活動や高砂青年会議所の存続を視野にいれ考えると、メンバー数の問題は、これまでの成功が繰り返されていくと安心できる状況ではありません。
 そこで本年度はこれまで以上に、会員拡大に力を入れ、同志を募ることに尽力したいと考えます。青年会議所の活動は、メンバーを成長させるとともに、対外的にもその活動に理解を得られることが少なくありません。これまでの青年会議所の会員拡大において、それらの活動の発信や青年会議所活動の意義を伝えていくという当たり前のことが、しっかりとできていたかといえば疑問が残ります。本年度はその当たり前のことを徹底して行うべく、様々な出会い・気づきの場を設え、同志の増員に努めてまいります。
 さらに、メンバーの資質向上にも力を入れてまいります。自分にはない資質を求め、その資質を向上させようと努めることも少なくないと思います。凡事徹底とは、今あるものをしっかりとやるという意味です。そこには、自分の意義を洗い出し、強みに磨きをかけることも含まれます。自分にないものを追いかけるのも良いですが、自分の強みを、そして、危機に直面してもなお挑戦を続け、未来をより明るく、豊かなものへ変えていく力をじっくりとつくっていく一年にしたいと思います。

各種団体・行政との連携

 現在、このまちで数多くの団体が各々の思いを持って活動しています。それらの団体との連携が必要不可欠なものであると高砂青年会議所は確信しております。
 もっとも、これまでそれらの団体の活動への参加がおろそかになっていたきらいがあったのではないでしょうか。ここでも何事も徹底するという精神を忘れず、高砂青年会議所が役員・委員として出向している団体の活動について、これまで以上に積極的に参加し交流を深めていきます。他団体への積極的な参加は、その連携団体の思いの実現を通して、「明るい豊かなまちづくり」に到達すると考えるからです。
 また、各々で活動している団体が協力して一つの事業を行ったとしたらどうでしょう。今まで無理だと思って諦めていた事業も出来るようになるでしょう。何より、我々は行政・企業・各種団体と足並みを揃えてこそ、危機と言われる時代に「明るい豊かなまちづくり」というアリーナに辿りつくことができると考えます。そういう意味では、行政・企業・各種団体も同志です。昨今の事業で様々な団体と連携し事業を開催し、成功することで、互いに連携することの意義の再確認ができました。本年は今までの関係維持にとどまらず、ますます深化させ先輩から受け継いだ行政・企業・各種団体との関係を更なる高みへと押し上げます。

おわりに

 55周年を迎え新たな第一歩となるよう今まで幾多の困難を乗り越え高い志とたゆまぬ努力をもって、明るい豊かな社会の実現に向けて運動を積み重ねてこられた先輩諸兄の思いを受け継ぎ、また新たな50年、100年に向けての先駆けとなるように頑張っていきたいと思います。その為には、これまで以上に凡事を徹底し「平凡から非凡」になるよう努めてまいります。

  • 理事長から、皆さまへ
  • 事業活動報告を見る
  • 高砂JCへの入会について